学生による意見調査 2018前期

松原です。
 そろそろ前期の授業も最後になりつつあります。いくつかの科目では,表記の調査をすることになっており,マークシートは大学で集計されますが,自由記述は直接教員が見て,授業改善に活用しなさい,ということになっています。本日「環境心理行動学」の調査を行いました。以下のような記述がありました。
 「多くの参考文献を示していただいたので,知らなかった学問の分野について興味がでてきた。紹介していただいた書籍はあらためて読んでみようと思った。」「様々な学問領域を横断しつつ,人間と環境,建築のよりよい関係を造っていくことに多くのヒントを得ることができた。」「授業の最初に発表される他学生の意見・感想を聞いていて,この授業内容はいろんな視点で捉えることができるし,また言い換えると見方を変えることで,初めてわかることの多い分野であるように感じた。」「私は,建築のことをデザインの面からどうしても考えてしまっていたのですが,その空間に入った人がどう思うのか,具体的には,目の前に1枚の壁があったとき,人はどう感じ,どうそれを避け進もうとするのか,など考えて設計できるようになったと思います。」
 この最後の感想は,特にうれしく感じました。授業をする以上,受講生に真意を受けとめて欲しいですし,建築環境工学と同様に,環境心理行動学で学んだことも,環境デザイン実習に活かしてほしいと思っていたからです。