西尾先生との懇談

松原です。
 共同研究員の西尾幸一郎先生(徳山高専土木建築工学科)が「総合演習V」の集中講義で府大に来られた機会を利用して,研究室メンバーと懇談をしました。卒業研究の中間発表(27日)が近いので,4回生が現時点での卒業研究の内容を報告しました。西尾先生は,福祉空間計画学研究室で博士号を取得して,建築設計の実務経験もあるので,日頃のゼミとは異なる視点からのコメントももらえて,院生・学生にはよい経験になったと思います。

 ところで,先日の建築学会の2日目の研究協議会で報告をされた富山市の方が,LRTの話をされたので,写真を紹介しておきます。僕が学生の頃には京都市にも市電が走っていて,2番,6番にはよく乗ったものです。たしか,2回生の終わり頃に全面撤去されました。30年以上たって,また路面電車が話題になっているのですが,当時から市電廃止反対論の中には,路面電車はいずれ復活するというものもありました。次代を見据えて,行動することの重要さを感じますね。
 大学の研究は,時流に惑わされず,50年,100年先を見越してテーマを考えていきたいものだと思います。