2023年の大晦日

今年は、あまりブログの更新ができませんでした。

 気がつけば、今年最後の日になってしまいましたので、少しふり返っておきたいと思います。昨年は、「都市・建築デザインのための人間環境学」の編集とJHESの総説執筆が大きな比重を占めていたのですが、今年は、木材学会で初めて研究発表をして、論文投稿(池田維さんが筆頭)、和食文化学会でも発表をして論文投稿(田村圭吾さんが筆頭)をしたことが大きな動きでした。これまでの建築環境分野での蓄積をアプトプットする課題は停滞していますが、建築学会の英文誌JARに翻訳論文(Fukusaka et al.)を掲載することができました。

  一方、昨年以前から継続していたいくつかの自治体の環境基本計画等の策定のお手伝いもありました。福知山市では、環境審議会を6回開催して、エネルギー・環境基本計画を作成し、今年2月に市長に答申を行いました。また、久御山町では、計画の策定委員会が8回、環境審議会が4回開催されて、10月に環境基本計画の答申を行いました。主張への答申のニュースは、それぞれ両丹日日新聞、洛タイ新報で報道されました。そして、宇治市環境保全審議会では一委員の立場ですが、専門部会長を努めており、現在進行中です。2050年脱炭素を達成することは、極めて重要でなおかつ困難な課題なので、計画の立案・遂行に協力することには大きな意義を感じています。なので、社会貢献のエフォートを高めているつもりです。 

 熱中症予防の啓発活動としては、大阪府の暑さ対策セミナー(6月)で講演をしました。また京都府の啓発リーフレットの作成に協力をしました。

 学会はほとんど対面になりましたので、和食文化学会(2月、同志社大学今出川キャンパス)、木材学会(3月、福岡大学九州大学)、MERA(5月、近畿大学)、建築学会(9月、京大吉田キャンパス)、生気象学会(11月、日本福祉大学東海キャンパス)、HES(11月、福岡女子大学)に参加しました。

 また、三重大学建築学科の一期生の同窓会が40年ぶりに開催されたので、11月に津に行きました。かつての学生諸君も還暦をすぎて貫禄がでていました。僕は創設時の助手でしたが、教職員は9名が出席で、懐かしいみなさんに再会できて、うれしく思いました。

日本福祉大学東海キャンパス(第62回日本生気象学会大会会場)