2024和食文化学会(長野)

 少し前になりますが、9月11日-12日に和食文化学会(長野県立大学)が開催されて、参加しました。今回は、共同研究者の池田さんが以下の口頭発表をしました。私自身は、空間評価の研究では、基本的に物理的な要因の評価が主でしたので、今回のような課題設定をすること自体が「革新的」だと思っています。回答者の知識・経験の変数の影響を見ようというわけですから。

池田維、松原斎樹、森下正修、田村圭吾、杉本直子、宗田好史、平本毅、大関綾、神代圭輔、古田裕三:京料理店の空間評価に影響を及ぼす要因: 伝統的文化活動の経験と二十四節気の知識に着目した検討

 

 今回は、往路は東海道新幹線、帰路は北陸新幹線を使用したので、乗車券は「京都市内ー京都市内」というものでした。

 

会場の長野県立大学

 

2024MERA大会(水戸)

5月24日〜25日に、今年のMERA(人間・環境学会)の大会が開催されました。会場は水戸市民会館、大会長は松本光太郎先生(茨城大学)です。今年は、自分の関連する発表はなかったのですが、学会賞選考委員として発表賞の審査などを行う責務がありました。事前の選考で、南博文先生がMERA功労賞に選ばれ、その表彰式もありました。

 この学会の特徴として、非会員の学生・院生でも、会員の推薦があれば発表できますし、発表賞の表彰対象になれることがあります。

 会場の水戸市民会館(伊藤豊雄設計)は、水戸芸術館磯崎新設計)に隣接しており、2日目のお昼には、芸術館のツアーがありました。水戸市茨城県の県庁所在地であることも、日頃は意識していなかったことを恥じています。茨城県と言えば筑波学研都市、というイメージが強かったのですが、これらの建築を間近でみることで、認識が少し変わりました。

 

水戸市民会館の内部

 

AIJ近畿支部ベテランズシリーズ第17巻

少し古い情報になってしまいましたが、3月5日に表記の講演をオンラインで担当しました。これは、日本建築学会近畿支部環境工学委員会で行ってきた行事で、私が主査だった時には、前主査であった松下先生(神戸大学)がご自身で担当(第15巻)されて以後、しばらく間があいていたのですが、翁長先生(近畿大学)にお願いしました(第16巻)。タイトルは「ヒューマンな建築環境へ −人間・人間社会の観点から−」とて、現在進行形で進んでいる和食文化、木材の評価、心理学者とのコラボ、脱炭素の社会活動等を優先的にお話して、過去の成果はスリムにしました。また、個人的には、4年前に開催予定だった退職記念イベントができなかったこともあり、自身の中では、それに代わるものとして取り組むことにしました。実は、このイベントのオンラインでの開催は初めてで、過去は対面で開催して懇親会も行われていましたので、少し寂しい気持ちもありましたが、考えて見ればオンラインだから遠方の人にも参加してもらえるという大きなメリットがあることに気づきました。卒業以来数十年会っていないOBで参加してくれた人もありますし、そういう人をイメージして、写真を探して「思い出」を紹介することにもつながりました。準備の段階では、いろいろな写真を引っ張り出して思い出にふけることもありました。下の写真は、1997年のPLEA大会(釧路)に参加したあと、鈴木憲三先生の別荘に泊めていただいたのですが、その道中で案内をしていただいた「タンチョウの里」でのスナップです(講演では使用しませんでした)。

 私にとっては退職間際から続いたコロナ禍で止まっていた時計が少しづつ動き始めたような気持ちになれた講演会でした。

 

1997年釧路のタンチョウの里にて

 

2024 和食文化学会第6回研究大会

年始の投稿を怠っているうちに、2月半ばをすぎてしまいました。取り急ぎ、近況として和食文化学会(2月17日〜18日、女子栄養大学駒込校舎)のことを投稿します。今回は、以下の口頭発表をしました。共著者の事情により、池田さんに登壇してもらいました。共著者が非常に多いのですが、研究会では、分野の垣根を越えて議論をすることができており、異分野が交流をして学際的な研究を推進することになっていると自負しています。用語の使い方や研究手法に関して、分野間の文化の違いに起因する緊張感が走ることは少なくないのですが、互いをリスペクトしてコミュニケーションすることが徐々に定着しつつあると感じています。私が主導して研究組織を拡大してきましたので、良好なコミュニケーションを維持する責任も強く感じています。

田村圭吾,池田維,松原斎樹,杉本直子,宗田好史,平本毅,大関綾、森下正修、神代圭輔、古田裕三:料亭の座敷空間の評価における店主の説明と伝統的文化活動の経験の影響

第6回 和食文化学会研究大会 

2023年の大晦日

今年は、あまりブログの更新ができませんでした。

 気がつけば、今年最後の日になってしまいましたので、少しふり返っておきたいと思います。昨年は、「都市・建築デザインのための人間環境学」の編集とJHESの総説執筆が大きな比重を占めていたのですが、今年は、木材学会で初めて研究発表をして、論文投稿(池田維さんが筆頭)、和食文化学会でも発表をして論文投稿(田村圭吾さんが筆頭)をしたことが大きな動きでした。これまでの建築環境分野での蓄積をアプトプットする課題は停滞していますが、建築学会の英文誌JARに翻訳論文(Fukusaka et al.)を掲載することができました。

  一方、昨年以前から継続していたいくつかの自治体の環境基本計画等の策定のお手伝いもありました。福知山市では、環境審議会を6回開催して、エネルギー・環境基本計画を作成し、今年2月に市長に答申を行いました。また、久御山町では、計画の策定委員会が8回、環境審議会が4回開催されて、10月に環境基本計画の答申を行いました。主張への答申のニュースは、それぞれ両丹日日新聞、洛タイ新報で報道されました。そして、宇治市環境保全審議会では一委員の立場ですが、専門部会長を努めており、現在進行中です。2050年脱炭素を達成することは、極めて重要でなおかつ困難な課題なので、計画の立案・遂行に協力することには大きな意義を感じています。なので、社会貢献のエフォートを高めているつもりです。 

 熱中症予防の啓発活動としては、大阪府の暑さ対策セミナー(6月)で講演をしました。また京都府の啓発リーフレットの作成に協力をしました。

 学会はほとんど対面になりましたので、和食文化学会(2月、同志社大学今出川キャンパス)、木材学会(3月、福岡大学九州大学)、MERA(5月、近畿大学)、建築学会(9月、京大吉田キャンパス)、生気象学会(11月、日本福祉大学東海キャンパス)、HES(11月、福岡女子大学)に参加しました。

 また、三重大学建築学科の一期生の同窓会が40年ぶりに開催されたので、11月に津に行きました。かつての学生諸君も還暦をすぎて貫禄がでていました。僕は創設時の助手でしたが、教職員は9名が出席で、懐かしいみなさんに再会できて、うれしく思いました。

日本福祉大学東海キャンパス(第62回日本生気象学会大会会場)

 

和食文化学会第5回研究大会&第73回木材学会大会

少し古い情報になりますが、3月4日~5日には、和食文化学会の第5回研究大会が同志社

大学今出川校地烏丸キャンパス志高館で開催されました。この学会で対面の発表会に参加するのは実質的に初めてでした。今回は、共同研究者の田村さんが発表されました。

 

田村圭吾,松原斎樹・杉本直子・宗田好史・池田維・平本毅・大関綾:和食料理店をとりまく状況と建物・しつらいの変化の実態,和食文化学会、2023

 

また、3月14日~16日には、第73回日本木材学会大会が福岡大学九州大学病院キャンパスにて開催されました。昨年は、オンラインでいくつかの発表を聞いていたのですが、今回は、少し欲張って、口頭発表とポスター発表の2編の発表を行いました。共同研究者の池田さんとあわせると4編の発表を行ったことになります。一つの学会で複数の発表をするのは、久しぶりで、3泊4日の出張はなかなか充実していました。

 

松原斎樹、池田維、堀山彰亮、神代圭輔、古田裕三,森下正修,玉井嘉:幼少期の居住地が木材の好み・木製品の利用意向に及ぼす影響,第73回日本木材学会大会,2023

松原斎樹、池田維、堀山彰亮、神代圭輔、古田裕三、森下正修、玉井嘉:木製品の利用意向に及ぼす意識・価値観、パーソナリティの影響,第73回日本木材学会大会,2023

池田維、松原斎樹、堀山彰亮、神代圭輔、古田裕三、森下正修、玉井嘉:個人特性が木材の好み・木製品の利用意向に及ぼす影響,第73回日本木材学会大会,2023

池田維、松原斎樹、堀山彰亮、神代圭輔、古田裕三、森下正修、玉井嘉:個人特性が木材の好み・木製品の利用意向に及ぼす影響,第73回日本木材学会大会,2023

池田維・松原斎樹・堀山彰亮 ・神代圭輔 ・古田裕三,森下正修,古村恵里:樹木精油の嗜好性・快適性に及ぼすにおい認知の正確さの影響,第73回日本木材学会大会,2023

木材学会(福岡大学