2022日本生気象学会大会など

ここしばらく,いろいろな行事がありました。11月10日〜11日には,「第7回全国小水力発電大会IN京都」があり,京都地球温暖化防止活動推進センター長として出席しました。再生可能エネルギーとしての認識はありますが,太陽光,風力ばかりに眼が向き,太陽熱,地中熱に対する関心が低いと思っていたのですが,自分自身も小水力の勉強が不足していた,と思います。但し,11日は,日本生気象学会理事会があり,12〜13日日本生気象学会大会(名古屋,名城大学)にかけて,2泊3日で出張しました。今回は,発表はしなかったのですが,久々の対面の学会でもあり,情報収集の良い機会だと考えました。新幹線に乗るのも,宿泊するのも3年ぶりでした。

第61回日本生気象学会大会(名古屋 名城大学

第7回小水力発電大会 in 京都 開会式

 

都市・建築デザインのための人間環境学

都市・建築デザインのための人間環境学の表紙

 久々の更新となります。

 この間の研究活動の一つに,日本建築学会編(朝倉書店)の表記書籍の編集責任者の仕事があります。前身の「環境デザインのための 人間環境学」が発刊されたのが1997年なので,四半世紀が経過しました。前回は,複合環境評価の節の執筆を担当しただけですが,今回は,第5章「安全・安心・健康の人間環境学」の責任者および全体の編集責任者でしたので,全体の内容のバランスをとるために苦労をしました。執筆箇所も,複合環境評価の節に加えて,健康の人間環境学」「持続可能な社会の人間環境学」のそれぞれ一部を担当しました。

 まえがきにも書きましたが,建築環境分野では,「環境刺激に対する人間の反応」という受動的な見方を前提とすることが多いのですが,人間はもっと能動的に行動するものだ,という観点を強調している点に,この本の特徴があると考えています。

 

都市・建築デザインのための人間環境学(出版社のHP)

https://www.asakura.co.jp/detail.php?book_code=26651

府大のキャンパス

掲示板横から2号館をみたところ


松原です。

新年度が始まって、「和食の環境とデザイン」の講義の2年目も本日で3回目が終わりました。2020年は1年間講義から離れていましたが、2021年の前期に、初めてのハイブリッド形式の講義を担当して、その大変さを理解しました。大変だった理由のひとつは、1-2コースがゼミ、3コースが講義と連続することもありました。今年は、ゼミが水曜日、講義が木曜日なので、少しだけ余裕はありますが、TEAMS上で、いくつかの種類の画面共有を切り換えるのに、手間取っています。

本日は、たまたま府大にきていたOBの日高君に会いました。卒業して4年目のOBなのですが、こうやって声をかけてもらえるのはうれしいですね。

府大のキャンパスでは、4号館の撤去工事が完了しました。写真は、4号館東に設置されていた掲示板横から,体育館・2号館を眺めたところです。4号館に研究室のあった先生方は,5号館と2号館に移動をされたとのことです。

 

 

 

オンライン学会参加

この間は、ほとんどのイベント、学会等がオンラインになっており、次第にその状態になれてきました。以前であれば、開催地までの交通機関のチケットの予約、ホテルの予約等が必要でしたし、宿泊しても、それなりの時間的な余裕をみて出かけることが必要でしたが、オンラインだと、開会の90分前の起床でも特に問題はないですし、開会してからでも、ビデオオフであれば、いろいろなことを「ながらで」できてしまいます。昨年から、生気象学会、MERA, 人間ー生活環境系学会、MERA, 環境学会、心理学会、建築学会等々に参加してきました。講演会、シンポジウム等含めると多数のイベントに参加しています。

 当初は、早く元の生活に戻りたい、という声が圧倒的に多かったのですが、最近は、少なくとも情報交換や意見交換だけであれば、オンラインでも十分ではないか、という声が増えてきました。むしろ、メリットを評価する人の方が多いように思います。開催地の観光や顔をあわせての懇親ができないのは残念ですが、移動の時間が短い、旅費が不要等々もありますし、育児中の研究者でも参加しやすいこと、外出弱者にとって参加しやすいこと等、多くのメリットがあります。昔から「タケコプター」はいらないけど、「どこでもドア」はほしいなあ、と思っていたのですが、オンライン会議の普及は、「どこでもドア」に近いと思うのです。昨日は、4つのオンライン会議があり、朝は、和食の研究会、生物材料物性学研究室の学生との勉強会、建築学会の「第21回環境心理生理チュートリアル」、建築学会「建築と都市Paris協定達成小委員会」です。もし、オフラインで開催すると、前の2つは府大、あとの2つは東京田町ですが、勉強会の終了時刻とチュートリアルの開始時刻は同時刻の13:30でしたから、「どこでもドア」がないと参加できません。リアルに移動していたら、最低でも3時間はかかりますし、往復で7時間以上ですから、正直なところ、オンライン会議の恩恵を感じているくらいです。

 感染症が終息してほしいのは、当然ですが、いろいろな社会、生活のあり方について、見直す機会にはなると感じています。脱炭素、人口減少、空き家、いろいろなことを検討するに当たって、これまでの「常識」を見直すことは必要だと痛感しています。

f:id:matsu-blog:20210911114147j:plain

祇園 八坂通りです。先日は、この近くの調査に行きました。

2020年度 博士論文発表会(公聴会)

1年ぶりの投稿です。

 昨年3月で,退職はしたものの,4月以後にずれ込んだ研究室の撤去作業にかなりの時間を要して,11月までかかりました。コロナ禍で,しばらく府大構内への立ち入りが制限された一方,各種の研究会,学会参加等の活動を進めることもしました。現在は,特任教員として,週に2-3回の研究会(ほとんどがオンライン)の参加,学会大会・委員会,京都府地球温暖化防止活動推進センターの活動,行政の審議会の参加等等,結構忙しくしています。

 そして,2月17日には,羽原さんと李さんの博士論文発表会が稲盛記念会館103で開催されました。この間の研究指導は,ほとんどがオンラインで,Teams,Zoomなどのツールを使って進めてきました。当たり前に対面でゼミをやっていた頃には,それが普通だったのですが,顔をあわせて,間近で会話を交わすことができなくなると,あの頃はその有利なことを活かして,もっとよい指導ができたのではないかなあ,と感じています。

 

羽原康成:環境配慮的な社会を目指す活動による意識と行動の変化に関する研究

   -木を使ったものづくり活動が建築・住居系学生と, 活動地域の住民に与える影響-

李  鹿:中国の住宅における室内植物の利用実態と居住者の評価に与える

     複合影響に関する研究

f:id:matsu-blog:20210217144726j:plain

103教室での発表会の様子。

 

2019年度卒業式

僕自身にとっては,最後の卒業式の日でしたが,新型コロナウィルス対策として,京都コンサートホールでの式典も謝恩会も中止となりました。M2のみなさんは,2年前に経験していますが,4回生にとっては,一生に一度の卒業式がなくなって,かわいそうに思いました。もちろん,感染症対策の観点からすると,非常に危険な状況なのは理解しているつもりです。各学科・専攻での証書の授与と記念撮影は行われましたし,大学院博士学位証書の授与式は,参加者が少ないので,ほぼ例年並みの規模で行われました。例年は,スケジュールがタイトなので,学科の記念写真に列席することはほとんどなかったので,今年は,ほぼ全教員が記念撮影に参加したという点はよかったと思います。

 

 

f:id:matsu-blog:20200324153107j:plain

博士学位授与式は,例年並みでした。

 

最終講義をしました

 2月20日(木)の午前に,最終講義という名称で講義をしました。府大では,多くの場合,文字通りの学期中の最後の時間に行うのですが,受講している学生に話す内容では無いように感じたので,試験も終了した時期に設定しました。そもそも,4月以後の研究活動をあれこれと検討しているので,最終講義という気分にはなれなかったのですが,きちんとしておく方がよいよ,と助言をして下さる方もありましたので,設定をした次第です。受講生を含める方が,聴衆が多く見えるのでよいという意見もありますが,プライベートな内容もそこそこお話しますので,避けたということです。敢えてこの時期に参加して下さる方は,それなりの思いで来ていただけたようで,シーンとして,聴衆の緊張感を感じることができた貴重な時間でした。タイトルは,「人間のための建築環境をめざしてー環境の科学と人間の科学の境界でー」としました。なぜ,「人間の科学」に言及したかという解題に力点をおいたつもりです。御多忙の中,聴講にきて下さったみなさんに,深く感謝する次第です。言い足りないことはたくさんあるのですが,それでも時間を超過してしまい,反省をしています。質疑の時間をとっていただいて,田淵先生から身振り手振りを駆使した熱い質問をいただいて,うれしく思いました。異なる専門の教員がこういう会話をかわすところに,意味があったと思います。美山木匠塾の1回生も数名聞いていてくれましたので,今後に期待をしています。

 今回は,専門外の学内教職員のみなさんをイメージしていたのですが,3月21日の講演では,比較的近い分野の研究者,研究室OBが中心なので,導入部分を減らすことによって,研究部分と底流とした哲学・思想を充実させたいと思っています。

f:id:matsu-blog:20200223001244j:plain

会場は稲盛記念会館102教室でした。