高校生向け雑誌の取材

松原です。
 少し前のことになりますが,ベネッセの高校3年生対象の進学情報誌マナビジョンブック2011の電話取材を受けました。学問系統別に受験生に大学教員の研究内容を紹介するとのことです。記事の見本を見ると,ほんのわずかの記事ですが,それでも,研究活動が高校生に伝わるのであれば,よいことだと思った次第です。
 僕が高校生の頃は,大学教員の側から,メディアや受験生に情報を発信しようという発想は非常に乏しかったと思います。オープンキャンパスなどというものはありませんでしたから,僕は高校3年の10月の土曜日に,授業を休んで,志望大学を見学に行きました。当時の国鉄岐阜駅の窓口の人に京都への行き方や列車のことを尋ねて,やや不審がられた記憶があります。勝手にキャンパスに入り込んで,たいした情報もないまま,歩き回っただけです。市電の6番に乗りましたが,帰りは,祇園で降りて,建仁寺の横を通って京都駅まで歩きました。受験雑誌の情報のみで志望を決めていました。
 当時と比べると,今日の受験生向けの雑誌やHPなどの充実は隔世の感があります。そのことで,受験生と大学側のマッチングが向上しているのであれば,たいへんによいことだと思うのですが,実際のところ,どうなのでしょうか。
高校生というキーワードで思い出したのが,2006年に京都で開催された全国高校総合文化祭の開会式(国際会館)です。高校生にはこんなにエネルギーがあるんだ,と感動しました。この当時の高校生が,現在の2回生から4回生になっているはずです。あの当時のエネルギーを,もっともっと勉学にもぶつけてほしいな,と思っています。

ウィキペディアから
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E7%B7%8F%E5%90%88%E6%96%87%E5%8C%96%E7%A5%AD