人間ー生活環境系シンポジウム(その2)

松原です。
 やはり,ブログの更新はPCでないと困難ですね。
 さて,今回の北村さんの発表タイトルは「窓の簡易断熱及びすだれによる遮熱が夏期の室内温熱環境と居住者の住まい方に及ぼす影響」で1日目の冒頭のセッションでした。なかなか落ち着いて発表できました。
一日目のパネルディスカッション(15:00〜17:00)は,会場である大同大学学長を含めて以下の3名の講演でした。宇宙空間という最先端の技術を駆使しているところですが,研究の目的は,宇宙飛行士の日常生活をどのように支えるかということです。3名の方の講演をお聞きして感じたのは,ショーマンシップのようなものです。自分の講演内容に,聴衆を引きつける技術という点で,学ぶべきところが多いと感じた次第です。

講演1 国際宇宙ステーションという名の多国籍閉鎖環境
     澤岡 昭(大同大学 学長、宇宙航空研究開発機構 顧問)
講演2 「いのち」を守る水再生技術
     小口 美津夫(宇宙航空研究開発機構 研究開発本部 未踏技術研究センター 特任担当役)
講演3 ハイセツ処理技術と「きぼう」利用の可能性を考える
     小林 智之(宇宙航空研究開発機構 宇宙環境利用センター技術領域リーダー きぼう利用プロモーション室長)

 今回は,口頭およびポスター発表の表彰を行うセレブレーションアワーが2日目の最後に設定されていました。アルコール飲料も用意されていての演出です。最終日の最後まで,多くの参加者が残っていて,たいへんに盛り上がりのある会でした。大会長の渡邊先生を始め,運営にあたられた光田先生,棚村先生と学生のみなさん,たいへんにお世話になりました。
 

「写真の解説」
 発表会場の様子です。横長の傾斜教室なので,スライドや講演者は見やすいのですが,机は3列だけなので,間に入り込むのがやや困難な教室でした。横長で奥行きが浅いのは,質問者と講演者の距離が近い印象なので,質問はしやすいです。

会場である建物の1階に張ってありました。14階から港が見えるほど海に近いので,津波の避難ビルに指定されているようです。