第37回人間−生活環境系シンポジウム

松原です。
 先週の土日は,第37回人間−生活環境系シンポジウムが開催されました。大会長は高田暁先生(神戸大学),会場は神戸大学統合研究拠点でした。研究室からは,柴田先生と北村さんが発表しました。タイトルは「京都府下における高齢者の住宅の夏期温熱環境実態と環境バリアフリー化の検討」と「窓の簡易断熱が冬期の室内温熱環境と居住者の住まい方に及ぼす影響」です。
11月30日(土)は,本学の推薦入試でもありましたので,残念ですが,本務を優先してシンポジウムを欠席しました。本日のゼミは,シンポジウムの報告でした。興味深い発表はいくつもありましたが,例えば,五十嵐先生(新潟青陵大学)の発表では,開放式の暖房器具を使用している高気密の住宅のCO2濃度が,1000ppmをはるかに上回っているという事実を報告されていました。高気密住宅では,クリーンな暖房器具を使用して24時間換気をするというの前提なのですが,開放式の器具は結構使用されていて,現実は専門家の思い描くようにはなっていないということです。
 

シンポジウムの会場となった神戸大学統合研究拠点です。ポートライナーの「京コンピュータ前」駅からすぐです。