富岡製糸場へ行ってきました

柴田です
しばらくぶりの書き込みです。先月ですが,富岡製糸場へ行ってきました。
高崎健康福祉大学で,日本家政学会「被服衛生学セミナー」に参加しましたが,そのエクスカーションとして実施されました。
2014年6月に「世界遺産登録」が正式決定され,見学者も多くなっています。私たちが行った日は8月の夏休み中の日曜日で結構人が多く,人が入らないように写真を撮るのに苦労しました。約140年前の建物がメンテナンスをしながら昭和62年まで操業していたとのことです。
ニュースなどに出てくる建物は繭の倉庫で「木骨煉瓦造」ガイドさんの説明によると「木の柱は近くの神社の御神木の杉を切り取り,杉の木1本から1本の柱をとった。梁は松の木で,煉瓦はフランス積」だそうです。製糸工場というと私たちは「女工哀史」を思い浮かべるのですが,この工場ができた時は「電気が通じていなくて電灯設備がなく,太陽光だけの明りで仕事をしていたので,労働時間は7時間3?分と短かった。また,産業医もいた.明治当時としては労働条件はよかった。」と強調されていました。操糸場は木造ですが,ガラス窓と小屋根からも光を採り入れる工夫がされていました。ガラスはフランスから輸入したとのことでした。
日本の殖産興業の歴史や「絹」の生産の歴史などを改めてその現場で学ぶことができました。

http://www.tomioka-silk.jp/hp/index.html


木骨煉瓦造の繭倉庫前でボランティアガイドさんの案内です


操糸場の中です。女工さんの写真がリアル?