第6回「KYOTO地球環境の殿堂」表彰式・京都環境文化学術フォーラム「国際シンポジウム」

柴田です

昨日、2月7日(土)国立京都国際会館で開催されました。「KYOTO地球環境の殿堂」は「京都議定書」誕生の地である京都の名のもとに、世界で地球環境の保全んに多大な貢献をした方の功績を称えるものです。第6回殿堂入りをされた方は、「NPO法人森は海の恋人」畠山重篤さん、宮城県気仙沼市で牡蠣養殖業をされています。海の環境保全には上流の森を守ることが大切であることに気づき、漁師さんが森に木を植える活動をされています。その活動はもう四半世紀になるそうです。
記念講演では「森は海の恋人」との名を思いついたいきさつ、2011.3.11の東北大震災、津波で「海は死んだか」と思ったが、数ヶ月で蘇たこと、また、大学における研究の縦割りについての批判など話されました。
牡蠣の養殖には汽水域(淡水と海水が混在した状態)が保たれることが重要で、森・川・海の環境が密接に関連していること、日本には河川が3万7千もあり、その視点からの環境配慮行動の重要性を熱く解説されました。
シンポジウムでは、パネリストは、C W ニコルさん、杉本節子さん、山極壽一さん、それぞれの方の体験に基づく話題が出ました。最後に環境教育をする側から、インターネットだけで知識を得ることができても、五感を使って「体験」することの大切さが改めて確認されました。

NPO法人森は海の恋人」http://www.mori-umi.org/

第6回「KYOTO地球環境の殿堂」http://earth-kyoto.jp