環境心理行動学レポートの状況

松原です。
 今年は,発表会をしないことにして,最終レポートの完成度に期待をしようとしています。この3週間ほどは,調査計画(エスキス)と調査用紙の添削をしてきました。背景・目的の適切さ,文献引用が十分さ,調査用紙の質問や選択肢の妥当性等々の指導を,匿名のファイルに赤ペンを入れてプロジェクターでしめします。ダブルバレルと呼ばれる複数の論点が含まれる選択肢を注意することが多いですが,他にも,自分の思いつくことだけを選択肢にするために,偏った項目になることの注意もあります。総じて,完成度が高まってきました。調査票の配布・回収も始まっているようです。教員の指示については,よく守って進めているので,最終レポートには期待しています。
 ゼミ配属の面談のために,訪問する人が増えてきました。2回生までに「興味あります」という雰囲気を伝えてくる人も若干はいますが,多くは,このタイミングで「配属を希望しています」と名乗りを上げる人です。教員側としては,彼らが的確な判断ができるように,できるだけ公平に接して,みなが気持ちよく卒業研究に打ち込めるような姿勢が大切だと思っています。もちろん,研究室のことを十分に理解していて,意欲的な学生が選んでくれることを期待していますが。
 さて,環境心理行動学のある14日火曜日に「京炎そでふれ! 彩京前線」(顧問をしているサークル)の決起集会に参加してきました。今年で3年目ですが,次第に楽しみになってきました。基本はサークルを率いる2回生が1回生の教育をする場なのですが,最大のイベントは今年のオリジナル演舞のサークル内部での衣装お披露目です。直前に演舞のみのお披露目をしているそうですが,衣装をまとっての演舞のお披露目は後輩も先輩も決起集会の最大の関心事です。僕自身も楽しみにしていました。外部へのお披露目は,8月の紀州よさこいなので,僕も写真は自粛しましたが,なかなかのものです。演舞のテーマは歌舞伎で,十分に楽しませてもらいました。今年の府大の代表(全体の副代表)の米田君も,なかなか頼もしいリーダーです。


「写真の解説」
 当日は,サークル内の各班のメンバーと活動が紹介されます。もっともメンバーの多い班がオリジナル班で,オリジナル演舞の衣装,振り付け,作曲(プロにオーダーする役割)を考案します。この活動のレベルの高さに感心しています。2回生の講義で毎週顔をみるOさんは,オリジナル班のようです。
 サークルのスローガンは,固定的なものが「楽しく真剣に踊る」「感動させることに感動する」ですが,今年の独自は,「思いをつないで新たな幕開け」だそうです。乞うご期待ですね。