シンポジウムが終わりました

松原です。
 昨日で人間−生活環境系シンポジウムが終了しました。発表は60題あまり,参加者数が120名強とのことでした。2日目は,総会,学会賞の表彰などがありました。今年の論文賞は,渡邊慎一先生他の「日傘による直達日射の人体投射面積遮蔽率」,奨励賞は福永聖子氏(熊本放送)でした。渡邊先生は,コタツの研究を「ライフワーク」としておられるのですが,最近は日傘の日射遮蔽効果や服の色による日射吸収率の差異などの研究も精力的にされています。福永さんの受賞対象は「異なる文字色のテロップを用いた和食の料理番組の印象評価」です。テレビ局で番組の製作に関わっておられる立場で,テロップのサイズ・フォント・色・配置などを視聴者の印象のよいものにしたいという実際的な観点からの研究です。お二人とも,いかにもこの学会にふさわしい内容だと感じた次第です。個人的には今回のシンポジウムは,院生の引率という面もあり,すべての口演を会場で聞きましたので,真摯に勉強したという感想です。
 今回,「アンチエイジング的観点における住環境の様態に関する研究」という発表をしていた岩城さんが,府大OBだったと確認できてやや驚きました。オスカー・シュレンマーの研究をしていた人なので...。




 発表会場は,以前建築学会熱シンポジウムでも使用された別館11Fです。








 最寄り駅の駅名になっている「テレコムセンター」の外観です。「梅田スカイビル」を押しつぶしたみたいなデザインだという声がありました。なるほど。







 テレコムセンターの1Fホールです。