15バイオクリマ研究会(12月)

松原です。
 本日,表記の研究会に参加しました。昨年度までは,3月に開催していたのですが,今年度の理事会では,院生・学生が発表する時期としては3月はよくない,という議論になり,少し早めることになったのです。前回は今年の3月でしたが,今回は,12月開催となり,午前は一般口演,午後の第一部は「看護・介護分野におけるバイオクリマ」,題二部は「寝床内気候」でした。研究室からは,一般口演で阿波君が発表しました。第一部の「褥瘡(床ずれ)の発生要因に関する基礎研究」(武田利明先生)では,褥瘡の発生メカニズムについて知ることができました。栄養状態の低下,圧力とズレにより,皮膚組織の耐久性の低下,組織再生不良,ということが進むようです。体位変換は褥瘡予防のためにおこなうと思われていますが,やりかたによっては,「ズレ」を生じさせ,むしろ褥瘡の発症や悪化の原因になるとのことが,驚きでした。第二部の都築先生,水野先生の講演は,先日の人間ー生活環境系シンポジウムでの講演内容と重複する部分が多かったので,理解が深まりました。

バイオクリマ研究会 研究セミナー
http://www.bio-clima.net/event/151205.php