松原です。
今年も卒業式の日がやってきました。僕としては，環境科学専攻主任として最後の卒業式でもあります。会場は京都コンサートホールで10時30分から演奏会，10時50分から式典，12時過ぎから記念写真の撮影です。会場を稲盛記念会館に移動して，12時50分から環境科学専攻学位授与式，14時から環境デザイン学科学位授与式でした。全体の式では，学長がこれから厳しい時代だということを言われたことに結果的に呼応したのですが，専攻学位授与式では，僕も温暖化に伴う環境の悪化，地震等に加えて社会・経済の変化等により状況が厳しくなる中でどう生きていくのか，が問われる，ものごとを考える視野の広さとタイムスパンの長さが重要になる，ということをお話ししました。各科目群代表の先生にも挨拶をお願いしましたが，古田先生も岩崎先生も，研究をする目的は，最終的には人々が幸せになることなんだ，という主旨のことを強調されたのが印象的でした。岩崎先生は，競争なんかしている時代じゃない，共存する時代だ，とも言われました。檜谷先生は，院生諸君が急速に成長したことに感心したという主旨をお話しされました。これらの挨拶をお聞きして，僕自身，少し明るい気分になれたように思います。
