ICP2016

松原です。
 昨日から,ICP2016(第31回国際心理学会議,パシフィコ横浜)に参加しています。ICPへの参加は,8年前のベルリン以来です。今回,2題まで発表できるということだったので,昨日の午後と本日の午後にポスター発表をします。つい欲張ったせいで,日曜日の夜に完成させるはずのポスターが25日未明にずれこんでしまい,さんざんな目にあいましたが,会場にきていろいろな講演・発表を聞いていると,元気が出てきました。ただ,今回は,知人が少ないので食事の時など少し寂しいです。昨夜は,柳瀬先生(信州大学)がつきあって下さったので助かりましたが。本日午前は,いつくかの講演会場で耳慣らしをしていましたが,やや専門外のことが多いので,どこまで理解できたかは,微妙です。先ほどの,Prof.Coello(France)の"Acting and perceiving in social context"は,パーソナルスペースに関する最新の研究成果の報告でしたので,つい先日「環境心理行動学」で講義していたホールの古典的な実験結果と比較して,興味深く拝聴しました。大まかには,ホールの結果と同様ですが,すれ違いの動作など,よい細かいことがわかったということのようです。ただし,講演の後で個人的に質問をしたところ,異なる文化の被験者の比較はあまりしておられないとのことでした。
 そろそろ午後の発表の準備に切り替えたいと思います。ポスターの張り出しは13:20まで待つように,とのことでしたので,ポスター会場のデスクで,待機・準備をします。写真等は後日の予定です。