アウェイの学会参加

松原です。
 昨日は,ポジティブサイコロジー医学会学術集会(龍谷大学)に参加しました。近場の開催で旅費もそれほどかからないので,非会員の参加費を払っても価値があるように思ったのです。学会と言っても,ポスター発表が10数件ある以外は,講演とシンポジウムです。なので,タイトルに書いたとおり,まさにアウェイ感に浸って勉強をしてきました。守るべきものがない学会参加は,知らないことを勉強するだけなので,ストレスがなく楽しいですね。
 興味深かったことは,午前中のシンポジウムは,いわゆる脳科学的な知見の紹介という自然系の内容,午後のシンポジウムでは人文・社会系の内容でしたが,聴衆が入れ替わることもなく,どちらでも同じ参加者が質問をしておられたことです。僕にとってホームの学会としては,建築学会や生気象学会,人間-生活環境系学会がありますが,セッションの内容によっては,会場を出て休憩する参加者が多いので,めずらしい体験をしたと思っています。

左の写真は,会場となった,龍谷大学「和顔館」です。歴彩館と同じ,飯田善彦工房の作品で,外壁は文字通り全面ガラスです。確かに「開いた」印象ですが,メリットだけではすまないのではないか,と心配になりました。主に,断熱,遮熱,遮音についてです。