本田選手と言語力

 カメルーン戦のあとに,すぐ書き込みをしたのですが,なぜか2回とも途中で消えてしまい,めげてしまいました。しかし,タイミングを逃してしまうので,オランダ戦が始まるまでに,もう一度トライです。

 6/9にも書いた「言語力」ですが,1/30のNHK「追跡 AtoZ」で紹介されていた言語力の高い本田選手が決勝点を得点したので,僕もつい反応してしまいました。この番組では,4年前のワールドカップ予選でオーストラリアに敗戦したサッカー日本代表の敗因を「言語力不足」に求めて,日本サッカー協会が,言語力アップの必要性に気づいたというのです。1−1の同点に追いつかれた時点で,DF陣は引き分けに持ちこもうとしていたのに,FW陣は勝ちに行こうとしていた,というわけで,チーム内のコミュニケーションがとれていなかったことが判明したというのです。オシム前監督はインタビューに対して,日本人選手はミーティングをしても黙って聞いているだけで,意見を言わない,日本の教育が間違っているのではないか,という主旨を述べていました。
 本田選手は,オランダのチームで,活発に言語力を駆使する選手として紹介されており,サッカーファンとも言えない僕(とはいえ,Jリーグ発足の開幕試合,ヴェルディ川崎VS日産横浜マリノスのゲームはテレビで見ていましたけどね)にも印象に残ったという訳です。

 ドイツの小学校では,抽象画を生徒に見せて,「これが何に見えるか,理由をしめして,他の人と違うことを言いなさい」という授業をやっていました(日本では,「これは○○ですよ。そう覚えなさい。」という授業になるだろうと思います)。議事録も作成できない新入社員になってしまう,という場面も紹介されていました。言語力が不足する理由は,こういう教育や携帯メールの氾濫する環境ではないか,という内容でした。

 研究室のブログに書き込むのは,言語力,コミュニケーション力は大切ですよね,ということです。スポーツにも,研究にも,言語力は大事だ,と思う毎日です。

 教員からでした。