省エネ住宅・省エネリフォーム

松原です。
 本日の研究ゼミも,教員の担当でした。水曜日は3コースが建築環境工学IIなので,やや苦しいのですが,少しでも,院生・学生の知的好奇心を高めることができれば,と思ってのことです。本日は,11/5-6の生気象学会のいくつかの研究発表を紹介しました。緬羊の体温調節行動の雌雄差,校庭芝生化の温熱環境への影響等々,今年の研究室のテーマとは直接関係ないものも含めて,広く知識を広めることに価値をおいています。「打てば響くかな」と,府大に異動して2年めくらいの学科教員の懇親会でお話をしたことを思い出しました。

 さて,昨日は,「京都府省エネ住宅・省エネリフォーム普及協議会」の会議が,京都府庁NPOパートナーシップセンター会議室にて開催されました。事務局は京都府温暖化防止活動推進センターで木原さんと吉川さん(長岡京市のエネルギー教育でもお世話になりました)ががんばっておられます。岩前先生(近畿大学)が,全国のエコリフォームコンソーシアムの重鎮を勤めておられます。
 環境工学的には,壁や窓の断熱性能が向上すれば,省エネルギーになるはずなのですが,現実に施主がリフォーム工事を行おうと誘導するためには,社会・経済的な仕組みの中で検討すべきことがたくさんあります。次回の会議は3月に予定されています。
 
http://www.kcfca.or.jp/jigyou/ecolife/reform.html

 NPOパートナーシップセンター会議室は,京都府庁旧本館にあります。この建物は,重要文化財に指定されています。

http://www.pref.kyoto.jp/qhonkan/index.html