論文投稿に奮闘しています

松原です。
 研究室では4回生の卒業論文の追い込みですが,学会論文の投稿・修正作業も進行中です。建築学会は毎月10日期限で編集委員会が開催されるので,当研究室では,OBも含めて,現在2編の投稿をめざして奮闘中です。また,別の学会の論文は修正作業を終えて,提出目前に来ています。これまで,教員や社会人院生,OBが論文投稿に奮闘している状況を,メンバーに知らせる努力が不足してましたが,今年はこのブログを活用して研究室の動きを伝えていきたいと思います。この間,OFF的な情報が多かったのですが,ONの時には,かなり厳しい研究活動をしていることも伝えたいです。
 先日,書店で「伝える力」(池上彰著,PHPビジネス新書)という本が120万部突破というので,つられて買ってしまいました。「理科系の作文技術」(木下是雄),「日本語の作文技術」(本田勝一)などでは,明快で伝わりやすい日本語を書くことが書かれているのですが,わかりやすさで定評のある著者の本なので,何か得るものがあるだろうと思ったのです。購入して翌日には読み終えました。僕にとってもっとも参考になったのは,「プライドの高い人は成長しない」という部分です。常に謙虚に学ぼうという姿勢を持つ人は成長するが,「何でもわかっている」という態度の人は伸びない,というのです。また,他人に,わかりやすく伝えるためにどのような努力をすべきか,という点では,参考になる点が多かったと言えます。プライド,というものは,重要でもありますが,謙虚に学ぶ姿勢がおろそかになるとまずいということですね。
 ただ,卒論のレベルアップには期待するほどの内容ではなかったので,そういう文章術には,別の2冊をお勧めします。

 本日は,学校空調の研究で頻繁に訪れている長岡京市の記念碑です。平城京平安京の間の10年間のみの日本の都だったのです。