生気象学会の緊急提言

松原です。
 本日は,建築学会の委員会2つに出席するため,東京に出張しました。
 先日から,ちらちらと話題にしている日本生気象学会の「節電下の熱中症予防のための緊急提言」が学会HPで公開されました。6月に入ってから,紫藤会長が記者発表をされる予定です。僕が担当したのは,「5〕住まいの工夫で暑さに対応しよう!」の部分です。住居学・建築学の立場としては,月並みなことを並べていますが,日射熱が非常に大きいので日よけが重要なこと,温度差換気を強調しておいたのは,啓発という意味が大きいと思っています。今回は,1〕の暑熱適応を積極的に考えようという部分が,特徴的だと思います。能勢先生(信州大学)のご担当部分です。建築側だけでなく,人間も合わせて考えて,よりよい暮らしをめざそうと言う意味で,重要なことだと思っています。
http://www.med.shimane-u.ac.jp/assoc-jpnbiomet/pdf/teigen.pdf

 「節電下」の例ですが,東京メトロも間引きをしていますし,建築会館(学会の建物)の廊下も消灯しています。