環境心理行動学レポート発表会を前に

松原です。
 明日がオープンキャンパスなので,研究室で高校生を迎えるための準備が進んでいます。今年は,新たなパネルが2枚加わります。キャンパスライフのパネルは,なかなかバラエティに富んでいて,僕がみても楽しいものです。学生生活自体は,楽しいばかりでなく,しんどいことも多いのですが,高校生のみなさんにとっては,大学生の生活が想像できないだろうと言うことで,吉岡さんがリードして完成しました。明日は,3回生の5名のツアーリーダーが引率してくれるそうなので,昨年とは異なった雰囲気の研究室ツアーになりそうです。
 さて,3回生配当「環境心理行動学」では,最終レポート試験の提出前に,2週にわたって発表会を開催します。今年は,7月26日と8月2日です。今年は,5月24日に課題説明を行い,講義に関連したテーマを早めに検討してもらうようにしました。授業時間の一部あるいは時間外にレポートのエスキスチェックを行い,質問項目の完成度を高めています。課題に関してだけではありませんが,感想・質問用紙の内容も読んでいて手応えを感じるものが増えてきています。「アンケートも,質問の聞き方や選択肢の種類など,今までのレポートでは考えなかった事まで考えられ,ある意味面白いです」「いつも先生が質問内容に答えて下さるのでとてもうれしいです。それによって自分の考えの浅さを認識できるので,自分の考えを深めたいと,いつも刺激になります」「特に印象に残ったのは,『情熱は成功を90%約束する』(理系のための口頭発表術)という言葉です。この言葉を信じ,頑張ろうと思います。来週,発表になるので,残りの時間を有効に使い,よい発表にしたいと思います」等といった具合です。
 この学年は1回生後期の「論文講読法I」(7-8名の少人数クラス)を担当したので,論文講読法で学んだように,簡潔明瞭な文章を書くように努力しましょう,ということも強調しておきました。1回生の時に僕のクラスだった人は「文章のまとめ方で「について」などの無駄を省くことは,何度も指摘されたので,今でも頭に残っていて,レポート等を書くときに気をつけています」とのことでした。これはたいへんにうれしい反応でした。


 五山の送り火が1ヶ月以内に近づいてきました。大文字の「大」の文字がくっきりと見えるようになってきました。学生時代に浄土寺に下宿していたのですが,大家さんが「うちは,「大」の字の横棒のところや」といっておられたのを覚えています。点火をする担当が,町毎に決まっているのです。