言語力,再度

松原です。
 本日,3回生環境心理行動学のレポート発表会(前半)でした。来週とあわせて26名が発表します。他の授業と異なるのは,各自の問題意識に基づいたデータ収集を行って,仮説に沿った傾向が見られるか,を調べようということです。他の授業では自分でテータを収集していないというのは,受講者の感想・質問用紙に書いてあるから分かったことですが。
 昨年度は,主に評定尺度を用いた心理測定の練習に主眼をおいていたのですが,今年度は,日本語という言語を使って,文章と言葉で考えをまとめる,発表する練習ということにも力点を置いています。英語の方が得意な人は英語でよいのですが,もっとも得意な言語が日本語であれば,日本語をもちいて思考する,考え抜く力が重要です。3回生の中でも,何名かはこのブログを見てくれているようなので,そういう観点から,各自のレジュメ,発表をみて,どうだったのか,を振り返ってもらえると,学習効果が高まるだろうと思います。4回生,M1,M2と着実に言語力,コミュニケーション力が向上する人になってほしいと思っています。


 レイナー・バンハム「環境としての建築」(堀江悟郎訳)の中に,60年代のアメリカでエアコンの収納を考慮した戸建て住宅,集合住宅が紹介されていますが,今日の日本では,この写真のような景観が当たり前です。