試験,レポートなどなど

松原です。
 本日は,夏期の大学院入試がありました。たまたま,試験監督があたっていたので,午後の面接試験・学科会議などをあわせて,あわただしい一日でした。
 この時期は,2回生の必修科目「建築環境工学I」の再試験(教員が自主的に行っているもの)を実施したり,レポート試験の課題の採点をしたり,とそういう仕事の多い時期です。試験の種類の説明をしておきますと,やむを得ない事情で定期試験が受験できなかった人には「追試験」を受験する権利があります。僕が行っている「再試験」は,そのままでは再履修になってしまう学生を対象にもう一度チャンスを与えるもので,学生側に権利があるわけではありません。そういうことを実施すれば,教員の負担はかなり増えますが,必要な勉強をしてもらうことにはなっていると感じています。精神主義,と自分を表現することが多いのですが,その一例かも知れません。レポート試験では,「環境心理行動学」の最終レポートを採点中です。まだすべてを読めていませんが,授業の感想の中には,結構,元気をもらえるものがあります。リップサービス?もあるかもしれませんが。今年はレポート課題のエスキスチェックや調査用紙の相談も受け付けたので,全般的には,「研究」らしくなってきています。「仮説」t検定,有意差などという用語が出現するようになりました。データのサンプリングはかなり甘いので,そこまでいかなくても,という面もありますが,「演習」的な意味で,有益です。今回は,自分なりの問題意識に対して,できるだけ客観的・科学的にアプローチすることを重視しました。それぞれ自分のレポートの内容に,手応えを感じているように思います。


 公園のハトが,日影の地面に腹をつけています。まさに行動性体温調節だと思います。