学会報告と中間発表会準備

松原です。
 そろそろ3回生の面談の第2波が動き出したようです。
 5日(月)は,建築学会報告会その2として,前回報告できなかった4名が,各自の発表の質疑の紹介・反省と興味深いと感じた発表の報告をしました。研究分野の全容が把握できたかはともかくとして,全国的な学会で発表をして,質問を受けたという経験は,非常に重要だったと思います。どんな質問が出されるのか,という点でいろいろと発見があったようです。また,7日(水)は,中間発表会が近づきつつある4回生とM2が,発表梗概案をもとに報告をしました。毎年感じるのは,院生・学生は,書式の定まった梗概を書くときに赤ペンを入れてやりとりをしますが,ここで大きく伸びるということです。1回生後期の「論文講読法I」で仕事の文書の書き方について学んでいるとはいえ,あの緊張感はなかなかのもので,勘を取り戻すのにしばらく時間がかかります。僕自身,他人の文章には偉そうに言えますが,自分自身の文章は,草稿はひどいものです。何度も書き直すことで,どうにか見られるものになるわけです(このブログが,時々書き換わるのは,言い回しの推敲のためです)。その際にどの程度的確な指摘を受けられるか,自分自身で指摘でき修正できるか,です。冗長な表現を減らして,極力簡潔明瞭に表現された文章にすると,論旨の矛盾や用語の不適切さに気づきやすくなります。
 研究室内の実験,調査等がすすみつつあります。M2と4回生は現時点での研究の内容を中間発表梗概にまとめて,発表会を突破して,後期を迎えます。研究室内の会話のレベルがかなり高くなってきました。

 府大の合同講義等の玄関です。暑さも和らいできたので,左は開放したままですが,それでも「自動ドア」を通る人がいます。