国際学術交流講演会

松原です。
 Richard de Dear先生のサテライト講演会が,空気調和・衛生工学会近畿支部国際交流委員会の表記の行事として開催されました。昨日は,ICHES 会場から,新千歳空港関西空港,ホテルへとご案内しましたが,飛行機の遅れが30分ほどになり,ホテルにチェックインしたのが深夜の12時前になってしまいました。ICHESでのKeynote Lectureは30分だったのですが,本日は約80分ほどの時間をかけて,じっくりと講演を聴けました。少しゆっくりめに話していただいたこともあり,院生・学生にもわかりやすかったと思います。本日の講演会は,学会からの財政的な援助を期待して僕からお願いをしたのですが,委員会の行事なので,当日は気楽な立場でした。日程の調整,航空券の手配など,事前のやりとりでは,かなり苦労したのですが。委員の芝池先生,甲谷先生,小林先生他の皆様と,会場の手配をしていただいた宮本先生にはいろいろとお世話になり,ありがとうございました。研究室からは,柴田さん,戸田さん,吉岡さんの参加でした。
 数日の間,下手な英語を駆使せざるを得ない状況に追い込まれていましたが,前向きに話し,聴こうとすればそれなりに回復・上達するものだと思います。「前向き」にというのは,言語の場合,特に大きいと思います。「このことを伝えたい」「このことを教えて欲しい」,という気持ちの強さですね。研究室では,まずは日本語で「このことを伝えたい」「このことを教えて欲しい」という強い気持ちを持って,学ぶ姿勢を高めてもらうようにしていきたいと思います。
 さて,一連のICHES関連の仕事も区切りがつきましたので,後期の教育・研究課題に集中したいと思います。


 講演会の様子です。僕が院生の頃とは異なって,英語でのプレゼン・質疑は必須と考えている人が多いので,かなり積極的な印象を受けます。しかし,研究室のメンバーには,まずは母国語である日本語のプレゼン・質疑をきちんとできるように,ゼミの場を活用して欲しいと思っています。