後期の3週目

松原です。
 更新が鈍いのは,期限の迫った書類の作成に追われているからです。
 さて,後期にはいって3週が過ぎましたが,やっと定常状態に入りつつあります。今年は,ICHES2011参加のため「建築環境工学II」の最初の講義を休講にすることになり,先週がガイダンス,今週が実質の開講でした。「人間生活と環境」は,ガイダンスの日から講義を始めているので,3回が終わりましたので,進度がアンバランスですね。3回生の「論文講読法II」は,卒業研究のスタートにあたる科目です。文字通り論文読みからはいりますが,これまでの学部の授業の復習はしておいてほしいと思っています。「建築環境工学I,II」はもちろんですが,さらにゼミ特有の書籍,論文の指定を検討しています。
 今週の研究ゼミは,僕からICHESとHES(人間-生活環境系学会)の紹介と報告をしました。人間-生活環境系学会の前身である,人間-熱環境系シンポジウム実行委員会は1977年に,第1回のシンポジウム(東京)を開催したのですが,当時大学院修士1回生の僕は,夜行バスで参加しました(初期のドリーム号で,片道8000円くらいでした。今の方が安いですね)。建築学以外に機械工学,被服学,体育学,医学などの多様な分野の研究発表を聞いて感激したものです。建物よりは,人間の心身や生活を扱うという意味で,より魅力的に感じてしまったのです。建築はそもそも,人間の心身と生活の器ですからね。脇道にそれました。この日のゼミのメインは,IAPSに参加した柴田さんの学会参加報告(旅行記?)でした。IAPSではポスター発表をされたのですが,本番と同様に英語でプレゼンテーションをしてもらい,臨場感が伝わってきました。写真は,すでに紹介済みです。来年は英国グラスゴーだそうです。