今週のゼミ

松原です。
 更新が遅れ気味なのは,よい写真が用意できていないことも関係しているようです。考え事をしていて,シャッターを切る機会が減っているように思います。考える研究室をめざす自分としては,悪い変化ではないのですが。
 さて,今週から研究ゼミは,論文読みを主体にしてみました。第1回は吉岡さんと馬さんです。それぞれ,研究テーマに関連する他の研究者の論文を紹介して,自分の研究を相対化するという獲得目標は達成していたと思います。有意義な議論ができるか,は「よい問いかけ」が多いか否か,によるところが大きいと言われています。10名のメンバーが2時間参加するゼミであれば,のべ20人時間が費やされます。どれだけ有意義で緊張感に満ちた時間できるか,が問題ですが,それなりの時間を共有できるようになってきたと感じています。特に指名せずとも,質問や意見が出てくるという意味では,理想的な状態になってきたのではないでしょうか。各自の知識レベルの向上と相まって,さらに活発なゼミにしていきたいと思います。総論的な議論のレベルを底上げするのは,日常的な地道な勉強です。
 学習ゼミは,生気象学会と睡眠学会の報告会をしました。生気象学会には14名が参加するという(第45回をのぞけば)研究室史上でも初めての経験となりました。MERA, 建築学会大会とは明らかに異なる発表内容に対して,どんな反応を示すかな,と思っていたのですが,難解な生理学系の発表の報告もあり,幅広く学ぶという姿勢が浸透してきたように思います。この経験が,次年度の各自の研究発表に生かされるでしょうし,個々の研究テーマを推進するモーティべーションの向上にもつながるだろうと思います。


 先週の感覚・知覚心理シンポジウムが開催されたキャンパスプラザ京都です。向かいのAPAホテルが写り込んだ写真になってしまいました。大学のまち京都の約50の大学・短期大学が加盟する大学コンソーシアム京都の事務局が入っています。京都を皮切りに,あちこちで大学コンソーシアムができましたが,質・量ともにさすが京都という構成です。

大学コンソーシアム京都
http://www.consortium.or.jp/