論文講読法Iの状況

松原です。
 1回生配当の論文講読法Iも,そろそろ後半にはいり,テキスト「理科系の作文技術」は,ハウツー部分(8章〜11章)になり,本日は9章「執筆メモ」でした。この本は今日のようなワープロを駆使する時代のものではないので,古い部分があるのですが,それでも,校正記号のことや,図表の描き方,文献引用のしかたなど,勉強になることは多いのです。ただ,テキストの内容ばかりでは,ややおもしろみに欠けるので,解説記事を読んで,各自の意見を400文字で文章表現するという演習を開始しました。この授業で学んできた,「事実と意見の区別」「はっきりと言いきる」「重点先行」「簡潔明瞭」などを心がけて書いてみよう!,ということです。昨夜までにメールで提出をしてもらい,本日は全員の文章を配布して,全員でコメントをしあうということです。この演習を2-3週間続けると,文章が非常に締まってきます。最後の授業には,「1回生がここまで書けるようになったのか」と感慨深くなるのが常です。とはいえ,まだ初日です。本日の感想は以下のようなものでした。
 「文章の細かいところまで指摘される機会はあまりないので,勉強になるなと思います」「「理科系の作文技術」を読んで学んだことを活かして意見文を書きましたが,全員で見直してみると,まだまだ改善できる点が多くあり,文章を書くことの難しさを実感しました」「「情報量を減らさずに文字数をうまく減らす」ことがまだまだできていないと思うので,次回からは実行していきたいです」「私は,文章を読んで意見を書くのが苦手だったのですが,....,他の人の意見文を読んで,自分が苦手であることを実感しました。これからは,感想だけでなく,意見や提案などを書いていけるようにしていきたいです」「これから,毎週文章を書くのかと思うと気が少しめいりますが,それでも将来のためにがんばっていきたいと思いました」などの感想がありました。かなり控えめな感想ですが,これからの数週間でどこまで充実感を持ってもらえるか,は教員の努力次第です。頑張りましょう!!

 先週の大徳寺に行ったときに,今宮神社の中にあるお店でいただいた炙り餅です。1人前500円で約15本のっています。事前に本数を知っていたのですが,思ったよりも小さくて「あと50本くらい食べたい」と言っていた人もいました。