論文講読法I その後

松原です。
 先週の報告になってしまうのですが,1回生配当の「論文講読法I」の2回目の見解文の報告とコメントの状況です。
 1回目の文章は岡部憲明氏の「ソフトエンバイロメントのデザイン」(建築雑誌,1996.12)でした(この当時,建築雑誌の編集委員をしており,この号は編集担当をさせていただいた思い出のものです)。これに対する1回目の見解(400字)に対するみなの指摘を受けて,修正したものを再度提出してもらいました。「やっぱり,指摘された部分をなおした2回目の方がよくなっているなと自分でも感じることができました。これを繰り返していって,どんどん上達していきたいと思いました。」という感想を読んで,この実感を持ってもらえれば,あとの成長は早いだろうと思いました。また,このやりとりの中で,他にもいろいろな感想が出てきます。「他の人の意見文を読むと,知らなかった言葉や言い回しを知ることができ,とても参考になります。」「みんな前回より,文章が簡潔ですごく読みやすくなっていて,私ももっともっと文章の質がよくなるように,頑張って書いていかないといけないな,と思いました。」
「ソフトエンバイロメントのデザイン」
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003796126
 本日から,3回生配当の建築環境工学実験および同実験法の担当が回ってきました。TAの宮川さん,馬さんに協力をしてもらって,資料を作成して,課題説明をしました。本学科の特徴ということで,生活者視点の課題です。受講生の自宅(下宿)の室温を測定して,生活実態とあわせて考察する課題です。課題を説明する側も,少しづつバージョンアップしているので,成果にもついても楽しみです。頭の柔軟さが目立つ課題です。


 写真の解説
 かなり寒くなってきたので,白澤さんは,研究室内であたたかそうなスリッパを履いています(本人の承諾を得て撮影)。10年以上前に「自然と住まいの環境」という本の中で「足下が冷えるので,アニマルスリッパなどを履きます」ということを書きましたが,今日でもそうですね。特に節電が求められているわけですし,ウォームビズでもあります。