研究室HPの更新

松原です。
 しばらく,研究室ホームページの更新を怠っていたのですが,後期に入って3回生が配属されましたので,メンバーの追加をしました。また,これまで論文や学会発表の情報にアクセスしにくかったので,「論文等」という見出しを作りました。その代わりに「教員」という見出しを廃止して,メンバーページの中に教員も含めました。学会発表の更新は2年分の追加になりました。こうやってみると,今年は学会発表を積極的にしたことがわかりますね。教員にとっては,口頭発表はあまり評価されないので,この間やや消極的だったのですが,院生・学生の成長にとっては,学会発表をおこなってコメントを受けることの意義は言うまでもありません。次年度以後も,MERA, 建築学会近畿支部建築学会大会,生気象学会,人間-生活環境系学会,心理学会などでの発表を積極的に行っていきたいと思います。
 今年,新たに配属された3回生(実は,4回生もいるのですが)は,今回のホームページの更新でお目見えです。学生祭典打ち水の効果測定などでつきあいがあるからか,「京炎そでふれ」のサークルに入っている2名がやってきました。僕自身は,数年前までは「そんなことをするヒマがあったら勉強しなさい」という雰囲気がありありだったのですが,近年は,学生の心情を理解しようというわけで,いろいろな話題についていくように努力しています。もちろん,次第に関心の比重が研究室活動に移行してくることを期待していますが(学生の関心を学問・研究に向けていくことが僕の仕事なので,教育のプロである以上,この課題を避けることはありえないのです)。ただ,強制的にそうなる仕組みを教員が作るのではなく,学生が自らの欲求として,研究室活動の比重を高めていくことを期待しているということです(期待するだけでなく,現実化することが必要ですが)。単純に面白い(興味深い)と感じること,論理的に思考する訓練の価値を実感すること,その訓練が社会で役立つと確信できることなどが必要なのだろうと思います。意欲的でコミュニケーションもうまくとれる人には,その価値が伝わっているのでしょうし,反応のよくない人はそう感じていないわけです。相手があっての仕事なので,気質や思考パターンの違いに合わせていく必要があります。
 研究室では,修士論文卒業論文が最大の関心事になっています。昨日は,一人一人の報告を受けて,今後の進行について相談をしました。研究室内の締め切りは,修士論文が1月10日,卒業論文は1月13日としていますので,教員もそれなりの覚悟で取り組まねば,と思っています。


 写真の解説
 大仙院の受付の前です。受付で「カメラはカバンにしまって下さい」と言われ,内部の撮影はできませんでした。源光庵は,まったく自由だったのですが。