仕事納め

松原です。
 官公庁では,12月29日から1月3日は特別休暇とされていて,12月28日が仕事納めと呼ばれています。その点,教員は自分のペースで仕事をしていますので,年末年始も研究室や自宅で仕事をしている人は多いですし,仕事納めという概念があまり明確でないような印象です。とはいえ,生活のリズムという観点からは,ONとOFFをもっと明確にする方がよいと思います。今年は,12月29日まで出勤,来年は1月4日から出勤予定というわけで,特別休暇に近い生活になりそうです。もちろん,卒論・修論の締め切りの関係で,研究室にいなくても,院生・学生からメール連絡がくることは想定しています。むしろ,何も連絡がないと「大丈夫かな?」,と心配してしまうくらいです。(ただ,最近は,完全OFFの時間を作ることも必要ではないかな,と思い始めています。「あの先生はコンビニのように,いつでも営業している」と思われるのは,一種の過保護ですし,僕自身の仕事を進める責任もあると思うからです。)
 1988年度に僕が府立大学に着任してから24年目に入っており,これが研究室の歴史になります。藏澄先生(椙山女学園大学)とは1993年度〜2005年度の13年間を同僚として過ごしました。この間に,卒業・修了していった人は少なくないですが,教員・研究者になっている何人かとは,その後も連絡をとりあって,共同研究をしています。この間,22日には藏澄先生,澤島先生(佐賀大学),大和先生(呉高専)に,また,28日には,藏澄先生,合掌先生(岐阜大学),飛田先生(有明高専)にきてもらって打合せをしました。OBの人達は,どんな卒論のテーマにしようか,などと議論をしていたかつての4回生や,MC院生です。インターネットの発達した今日,地理的に離れていることはコミュニケーションの妨げにならない,という考えもありますが,顔をあわせて議論することは非常に重要だと感じています。以前に,ゼミ形式の議論の効用について述べたように,各自が発言・発信をすることで,お互いを刺激し合って,よい方向性が見えてくることが多いのです。一人だけでとことん思考することは大前提なのですが,第3者の意見・感想をもらうことは,思考の飛躍をもたらす機会になります。


 写真の解説
 合掌先生から岐阜の鮎菓子のお土産をいただきました。2012年のぎふ清流国体(第67回)の宣伝の文言とマスコットキャラクターのミナモが描かれています。第20回岐阜国体(1965年)を小学生の時に経験した僕は,もう47年たったのか!,と感慨深く感じました。「国体」という行事の存在価値は,ともかくとして。