SKYシニア大学の講演

松原です。
 今月末が修士論文の締め切りですので,かなり緊迫してきました。卒論は2月6日ですが,こちらも同様です。ある程度の段階に来たら,梗概の作成を先行させます。4ページあるいは2ページというボリュームに必要十分な内容を精選して掲載すること,しかも,一文字も無駄な文字はない文章を書くという気持ちで取り組むことで,「要するにこういうことを明らかにした論文である」ということが,本人にも教員にも非常にわかりやすくなります。冗長な文章を書いていると,ストーリーも曖昧になりがちですから。
 本日の論文講読法Iでは,1回生の宿題もかなりレベルアップしてきたと感じるところまで来ました。僕の助言の大部分は,『「について」「という」は削除しましょう』です。削除すると,確かに失われるニュアンスがありますが,テキストにしている「理科系の作文技術」の主旨は,仕事の文書(=理科系の文書)は,簡潔明瞭な文章を書くことなので,こういう助言をします。その内容は,卒論,修論の助言とほぼ同じです。
 さて,そんな情勢の中,24日(火)には, 京都SKYシニア大学の講演に行ってきました。主に高齢者の方を対象とした「大学」で,暮らし・環境コースの一部として「ライフスタイルによる住まいの省エネルギー」という講義を担当しました。実は2009年にも同じタイトルで依頼を受けたのですが,3年間の間に研究も進んで,内容もかなりバージョンアップされたと思います。受講生の方は大学の学生よりも真剣さのレベルが高いと感じています。ちなみに,SKYという名称は「健やか(S)」「快適(K)」「豊かな(Y)」からきているそうです。


京都SKYセンター
http://www.nenrin.or.jp/kyoto/jigyo/leader/daigaku.html



「写真の解説」
SKY大学の会場の京都新聞社の7階ホールに隣接したロビーです。