「シューカツ」雑感

松原です。
 大学生の就職活動は,一昨年度は10月解禁だったのが,昨年度は12月解禁ということで,開始が少し遅くなったのですが,いずれにせよ,学生が本来すべき授業に出席したり卒業研究に没頭することが困難なことはそれほど変化がありません。古くは1−2回生は教養教育,3−4回生が専門教育ということでしたが,専門科目を学ぶべき3回生の後期には,学生の出席状況はかなり悪くなります。4回生前期も,講義・ゼミの出席は皆勤は困難です。特に,必修科目は3回生前期までに配当しないと大学教育が成り立たなくなりつつあり,「これでよいのか」という素朴な疑問を感じます(下記のURLにあるように,特に目新しい主張ではありませんが)。前回,日本の企業が韓国・中国・台湾企業に苦戦しているという話題でしたが,大学でじっくりと勉強できないことも,その苦戦の大きな原因ではないか,と推測しています。他国の「シューカツ」事情については勉強不足なので,調べないといけませんが,世界中の大学生が日本と同じような状況とは思えません。学生のみなさんには,メンタル面で負けないように励ましたいと思いますが。
「就活生に甘える社会人」
http://lingmu12261226.blog10.fc2.com/blog-entry-93.html
 


「写真の解説」
 上記の記事とは無関係ですが,学科教員の飲み会(5/10)の写真です(会場の事情で,被写体との距離がとれなかったので,かなり苦しい構図になっています)。宗田先生,福井先生,田淵先生が主賓です。幹事の河合先生お疲れ様でした。7月には新任の先生2名の歓迎会が開催される予定です。