あるアーティストを悼む

松原です。
 もう終えなければいけない仕事が延びていますが,Robin Gibbの訃報を夕刊の記事で見て,一言だけ記しておきたいと思います。2−3週間前のインターネットの情報で危ない状態であることが知っていましたが,これで,Bee GeesのGibb3兄弟で存命しているのは,長兄のBarryのみとなりました。新聞の訃報の欄では,ディスコサウンドで大ヒットを飛ばしたということが強調されていますが,僕にとっては60年代の"Holiday", "Massachusetts", " Word", "World"などの曲が原点で,中学生の頃の思いでそのもので,あの頃のサウンドこそがBee Geesです。大橋巨泉氏が,ラジオCMで,「言わーずと知れたBee GeesのWords」と宣伝をしていたことを思い出します。僕が中学生の頃に,一旦解散して,一時期ソロ活動をしていました。「救いの鐘」という曲がヒットをしましたが。当時のグループの中では,Beatles, Rolling Stones, Simon & Garfunkelなどと比較すると明らかにマイナーだったのですが,その後のディスコサウンドの時代には,全米でのナンバーワンが何度もあり,ずっとメジャーなグループになりました。でも僕にとっては,Saturday Night Fever以後のディスコサウンドは,何かおまけのような印象です。もちろん,そうやって息の長い活動をしてくれたから,懐メロも楽しむことができたのでよかったと思います。Robin Gibb氏のご冥福をお祈りします。