「環境心理行動学」発表会1日目

松原です。
 しばらく更新が遅れています。前回以後,3回生の発表会の準備がいろいろと進みました。昨日16日がレジュメの提出日でしたが,多様なテーマのレジュメが続々とメールで届きました。本日,研究室の院生に手伝ってもらって,レジュメ集が完成しました。「講義中における学生の居眠りに対する調査」「集中を妨げる外的要因と最適な室内環境に関する調査」「出身地の夏季気候が冷房器具の使用に与える影響について」「日本の伝統的な風景と調和する音楽の調査」などなどです。中にはiPhone のアプリケーションを使用して,睡眠覚醒のリズムを追いかけた人もいます。4分の発表,2.5分の質疑,と長期間の調査結果を報告するには,少し短い時間でしたが,準備をきちんとしてきた人は,なかなか立派な発表をしていたと思います。質問もしばらく出なかったので,最初は教員が中心でしたが,次第に学生同士の質疑も活発になりました。僕の意図は,手法は自分で理解できる範囲でよいので,問題意識を明確化して,データを収集して,その根拠に基づいて,ある程度の結論を得る,というプロセスの学習です。本日は9名でしたが,次週は16名が発表しますので,さらに盛り上がることを期待しています。
 ところで,ゼミ配属の面談に来る人がぼつぼつ出てきました。必要十分な内容の面談のやりかたをマニュアル化しないといけないと思いますが,まだ試行錯誤しています。テーマ・守備範囲についての共感だけではなく,学術研究の位置づけ,社会貢献の比重,勉学に取り組む姿勢等等の共感も大きな要素だと思っています。1回生の環境共生教育演習や環境デザイン概論で接していた頃と比較すると,3回生にはかなりの成長を感じます。環境工学I,II では,再試験やらレポート提出で訪問して来た人もいますが,それぞれ得意なことがあるので,みな総合的には有能な人ばかりです。卒業時,進学時の可能性を想像するのが,この時期の一番の楽しみです。



「写真の解説」
 あまりわからない程度のサイズで本日発表した人の様子と聞いている皆さんの雰囲気を写真で掲載します。