定期試験と再試験

松原です。
 本日12時に建築環境工学Iの再試験等の掲示をすると約束していたので,午前5時までかかって採点をすませました。待ちこがれていた(?)学生諸君が掲示を見に来ただろうと思います。現在のところ,計算問題60%,語句説明40%の比率で出題していますが,今年は新傾向として論述問題を加えました。しかし,事前に予告をしなかったので,あまり差のつくような採点はできませんでした。総合点の結果については,ほぼ満点の人もいますし,勉強時間が十分に取れなかった人もいます。この科目は水曜日なのですが,もう一つの手強い敵(学生にとっての)である「構造力学I」があり,1週間ずれています。2年前の先輩は同じ日に2科目の定期試験が行われて,非常に悲惨な状況だったようです。ただし,教員の立場からは,面白みのない助言になりますが,日頃から予習・復習をして,がんばっておいてほしいと思います。
 再試験は,アナウンスの不徹底の責任をとって,火曜日と木曜日の2回行うことになりました。こういう部分で不備があると教員の負担が倍増しますので,気をつけましょう。

「写真の解説」
 御池通りのあるビルの一部です。エアコンの室外機をファサードから隠す工夫が見られます。以前にも書いたのですが,レイナーバンハムの「環境としての建築」には,1960年代にすでにアメリカの集合住宅(ラファイエット・パーク・アパート,ミース・ファン・デル・ローエ設計)でエアコンの収納場所が設計されているのですが,今日でも室外機が丸見えという建物が多いのです。このようなデザインは少数派だと思います。