仮配属が確定しました

松原です。
 休暇をとった15日,16日以外は出勤しましたが,さすがに暑さに参っていたようで,ペースが大幅にダウンしていました。
 さて,前回,そろそろ確定しそうだと言っていた3回生の仮配属は13日付けで確定して,3回生製図室のドアに張り出されました。ただ,世間では盆休みのさなかというわけで,実質的なスタートは後期からになりそうですが,それでも返信を返してくれた人は,論文をたくさん読んで,秋からのスタートに備えたいという意欲的な抱負を語っています。前回の講義の感想にもありますように,レポートのテーマ設定段階で,論文を読んで仮説をたてて取り組んだ人が多いので,スタートダッシュが楽しみではあります。そのレポートの採点もほぼ終わりかけていますが,感想を読むと,教員が期待していた以上の試行錯誤を繰り返していたことがわかり,手応えを感じています。「...質問項目を考える段階では完璧と思っていたのに,実際集計して,データ化してグラフ化して,考察すれば問題点が次々出てくる。とても良い体験になった。そして4分の発表でも,中身のあるスライドを作ろうと思えば,何日もかかると言うことと,その苦労も学んだ。だから次は失敗しない。...自分に何が足りなくて,自分のどこが強みになるのか,今回大きな課題をプレゼンすることで,知ることができた。足りない部分を全部回りから吸収して,これから精進していきたい。」「...発表会では,同じクラスのみんなが様々な内容で発表しており,いろいろな調査内容を聞けて面白かったです。製図室の机の配置や,床材と人の快適性について,スポーツの体験と温熱環境に対する耐久性など,自分がこの課題を与えられたときには思いつかなかった調査内容を聞けて世界が広がったように思います。...」などと,自由テーマで取り組むことによる幅の広さ,個人差の大きさに気づいてくれたことも,教員にとっては大きな収穫だったと感じています。
 夏に忙しい研究室なので,4回生・院生も来週からはハードな研究生活に入る人が多くなります。教員も体力を温存しながら,伴走したいと思います。

「写真の解説」
 西に面したマンションのベランダです。よしずがあちこちにかけてあり,日よけに苦労しておられることがわかります。建築的にはルーバーなどをデザインすべきところでもありますが,たいていは住まい手に任されています。