環境デザイン実習VIAの提出日

松原です。
 木曜日は定例の会議日で,ほぼ毎週何かの会議があります。昨日は,13時〜19時過ぎまで,ほぼ休憩なしだったので,さすがに消耗しました。専攻主任という役回りのため,このような状況が来年度まで続きます。大学運営というのは,教員の仕事の一部なので,それなりの責任を果たさないといけませんが,疲れます。
 さて,本日は,3回生配当の「環境デザイン実習VIA」の課題の提出日で,各自のプレゼンテーションと講評を行いました。「都市部に建つ低層住宅の環境共生デザイン」という課題で,日当たり,通風,採光,断熱等々を造形の根本に据えましょう,という主旨です。同時に,居住者の価値観や住まい方も考慮しましょう,というものです。受講生にとっては,これまでの課題と比較すると,環境共生というキーワード以外にも,建坪率,容積率,北側斜線制限など,制約条件の多い課題だったようです。それぞれ,出題意図をきちんと受けとめた上で,個性的で意欲的な作品だったと思います。「出題意図をきちんと受けとめて」と表現したのは,先輩の中には「奇をてらった」アイデアを考える思考パターンに染まってしまって,日射・通風・温度等を造形のコンセプトとしてとらえることができない人もいたからです。
 なお,研究室のゼミでは,先日の人間−生活環境系シンポジウムの報告会をしました。北村さん,安保さん,岡田さんの報告を聴きました。学会に初めて参加した人は,よい体験になったようです。


「写真の解説」
 環境デザイン実習のプレゼン直前の様子です。この科目は,デザイン実習VIBと同じ時間に製図室を使用しますので,福井先生のクラスと重なります。なのでプレゼンテーションと講評は,生活環境科学演習室を使用しました。模型は必須とはしなかったのですが,3名は自主的に模型を制作していて,熱意を感じました。