OBとの懇談

松原です。
 12月に入って,3回生とM1は就職活動をぼちぼち始めています。研究室としては,進学も視野にいれて進路を検討するように指導をしていますが,いろいろな情報収集は重要です。本日は,金谷先輩に来てもらって,会社や仕事の現状,就活の体験談など幅広く話をしてもらいました。僕自身も,第一線で活躍しているOBの生の声を聴くためにと同席しました。同席することで,学生・院生およびOBについて初めて知ることもありますので,教員にとっても得ることは多いと感じました(これまでは,紹介をするだけで,話を聞くことは少なかったのです)。
 就職に関する教員のスタンスには,かなりのバリエーションがあります。特定の業種・企業に就職するように強く勧める教員もあれば,ほとんど就職には関与しない教員もいます。僕自身は,主体は学生・院生だと考えているので,あまり強く方向性を示唆することはしません(できません)。同時に,OBの実績を基にして「こういう業種・職種には実績があるよ」,ということは伝えます。実績という意味では,住宅メーカー,住設,建材,空調機器設計事務所,公務員等がありますので,いろいろな方向を志向する人があるということだと思っています。院生で技術系の場合には,推薦状を持って行かせる場合もありますが,それを望まない人もいます。教員としては。学会発表の梗概や投稿論文がアピールポイントになるとよいとは思っています。
 ところで,研究室のポリシーと院生・学生のポリシーのマッチングが重要だと言うことは,かなり前から主張していて,年々改善をしているつもりなのですが,必ずしも情報発信がうまくいっているとは限りません。いろいろと検討が必要かと思っています。


「写真の解説」
 OBとの懇談の様子です。19時過ぎに,大阪の現場から駆けつけてくれたので,軽くピザをつまみながらにしました。