建築環境工学実験の発表会

松原です。
 卒論・修論は,締切が迫ってきました。提出予定のみなさんは,かなりの緊迫した毎日です。伴走する教員も精神的には,本人達以上にプレッシャーを感じています。予定よりは遅れていますが,梗概を先行して完成させる方針は予定通りです。教員のポリシーとしては,独創的な知見を得るという意味で,やや高い目標を掲げて欲しいと思っています。近年は,内定先企業の課題が多く,勉学に専念できないのが残念ですが。
 さて,本日は,「建築環境工学実験及び同実験法」の発表会でした。各自の住まいの温湿度を測定して,暖房器具,服装などとの関係を考察するという内容です。今年度初めて,プレゼンソフトを使用しなさい,という条件を設定しましたが,全員経験があり,昨年度までのレジュメだけよりは,教育的にもよかったと思います。下村先生がお勧めの,アンホルト著「理系のための口頭発表術―聴衆を魅了する20の原則 (ブルーバックス)」の内容の一部の紹介して,結論を明確に言うことを強調しておいたことも効果があったと思います。僕自身は,アンホルトさんのような講演は苦手ですが,教育上は意味があります。もちろん,中味があってこその「発表術」なのは言うまでもありませんが。
 

「写真の解説」
 この授業は,今年は25教室でした。友人とは言え,人前で発表することの緊張感は,それなりに有意義です。