ゼミのスタート

松原です。
 4月に入って,さっそく研究室整備を行う研究室がいくつかありましたが,僕のゼミは少しスタートを遅めにしました。最初の5日間は大学院のガイダンス,代表者会議(主任会に相当),人事の委員会などがあり,年度末のあわただしさを持ち越していたからです。なので,12日(金)にキックオフミーティング,17日(水)の研究ゼミが実質のスタートになりました。今年の院生・学生は就職活動中なので,まずはウユンさんの担当です。19日(金)の学習ゼミは,研究室の立ち位置について教員から報告しました。各種の学会での発表や投稿の状況,委員会活動および社会貢献活動などについて,現状とその特徴を知ってもらおうと言うことです。また,西尾先生(徳山高専)が編入学希望の学生を引率して来訪された機会を活用して,話題提供をしてもらいました。さらに,OBの白澤さんにも近況報告をしてもらいました。
 研究活動の力点の置き方,自然科学的なスタンスと人文社会科学的なスタンスのバランスの取り方,意志決定のための根拠としての研究と法則定立的な研究のバランス等について,有意義な議論ができたと思います。4回生のみなさんが,議論に入るには,もうしばらく時間がかかりそうですが,教育的には上々のスタートだと思います。こちらがあまり気を使わなくても,自然に議論に参加するようになり,卒業するまでには,僕たちと対等に議論できるくらいになってもらえればと思っています。

「写真の解説」
 19日(金)は風が強く,賀茂川もこのような様子でした。