建築は雑学?

松原です。
 本日,毎年恒例の新入生合宿研修です。懇親会は,これまで立食パーティーでしたが,今回は,着席の形式でした。担任の鈴木先生の発案だそうです。各テーブルの話題を,グループ毎に報告をするという宿題も初めてで,教員にとっても良い経験になりました。各教員の挨拶を聞いていて,思い出した言葉があります。僕が学生時代に聞かされていた「建築は雑学だ」というものです。
 前身が生活科学系住居学科なので,「建築」という言葉をあまり多用しないでいますが,電気電子系でもなく,機械系でもなく,被服系でもないという意味では,建築系学科なのだと思います(一建築士受験資格を取得できるカリキュラムですからね)。建築や住宅は,僕たちの生活の器ですので,生活に関連することは何でも役に立ちます。僕が学生の時には,専門に関連することを学ぶサークルがあり,古建築ゼミ,住宅問題ゼミ,雑学ゼミなどというグループがあって,結構専門的なことを勉強していました。雑学ゼミを提案していた1学年上の先輩は,建築を学ぶためには,いろいろな知識が必要だ,だから何でも学ぶんだ,というようなことを言っておられました。その後の活動については,あまりよく知らないのですが,入学した時には4回生の先輩からも,同じようなことを言われていました。生活全般を熟知して,住宅・建築のあり方を提案する点に専門性があるのだろうと思います。

「写真の解説」
 府大と府立医大,工芸繊維大学に3大学が連携して教養教育を行うための学舎の工事現場です。プレハブの現場事務所に出入りすることは滅多にないのですが,先日訪問した機会に撮影しました。