効率性?

松原です。
 先週の21日(火)に,学科の新入生歓迎のタテコンが開催されました。毎年3回生が主催するのですが,今年の幹事は高嶋君です。例年通り,桂会館で手作りカレーをいただきました。ただ,金曜日に合宿研修があったためか,教員の参加は4名にとどまりました。僕も暇なわけではないのですが,おつきあいするのも教員の仕事と考えています。こういう時間を,研究や授業の準備に回す方が,効率的だと言ってしまえばそれまでなのですが,少し寂しい気がしました。「効率」という言葉については,論文の査読という仕事についても思い当たることがあります。ある学会で,たくさん論文を発表しているが,査読はほとんど拒否している先生がおられると聞いたことがあります。僕も,断ることはありますが,一般的に学会のメンバーであるということは,投稿する権利を有するとともに,専門的に可能であれば査読をする義務を有するということではないか,と思うのです。「フリーライダー」という言葉を安易に使うべきではないのですが,時々疑問を感じることはあります。「査読」は匿名が前提ですが,ある段階では評価する仕組みも意義があると感じますね。大学でも官庁でも企業でも,「評価」される仕事以外は,皆がしなくなる方向のように感じます。


「写真の解説」
 本日18時過ぎの賀茂川のベンチです。こんな時間にこの空間をこのように利用する人がいるということですね。