MACHINE ZOO

松原です。
 本日,外科の先生に,指の完治を宣言してもらいました。まる2週間かかりましたが,ホッとしました。早めの発見,治療が大切だと思います。
 さて,先日,表記を見学する機会がありました。20年前に建設された,梅田スカイビルの地下地下機械室です。カラフルな壁画が描かれており,各設備機器も色分わけされて猛獣に見立てた名前がついているというものです。建築設備,設備機械室というと,かなり地味で3K職場のようなイメージがあるのですが,働く人達が「ここがお父さんの職場だよ」と言えるような環境を作ろうとしたと言うのです。エレクトリックマンモス(特高変圧器),スリーピングライオン(非常用発電機),コージェネザウルス(コージェネレーションシステム)などの名前がついています。竣工後5年間は,多くの見学者が訪れたそうで,ある程度,成功したように見えます。しかし,その後,広まったという話は聞かないので,こういう空間にコストをかけることの展望は,それほど明るくはなさそうです。
 

「写真の解説」
 MACHINE ZOOの一部です。機器の彩色はカラーデザイナーの稲峰冨枝氏,壁画は画家の森喜久雄氏とそのスタッフが担当されたそうです。確かに,多くの機械室とはまったく雰囲気が異なります。これだけ大規模な機械室なので,空間にこだわることができたのだろうと思いますが...。