「認知心理学における事実と虚構の打開」

 お久しぶりです。M2の北村です。

 先生の仰っていたように人間—生活環境系シンポジウムの予稿やその後もゼミ準備等をしていて,書けずにいました。

 さて,まずタイトルについてですが,昨日京都大学の百周年時計台記念館で開催された公開シンポジウム「認知心理学における事実と虚構の打開」に参加してきました。京都大学には数回訪れたことがあるのですが,正門から入ったのはこれが初めてでした。シンポジウムでは京都大学の楠見先生,乾先生,九州大学の山田先生が認知心理学の最先端の知見や世間一般の認識の誤解等についてお話しされました。<市民の心理学知識は経験やポピュラーな話に基づいており,正しく認知されているものもあれば,誤解のもとになっているものもある><右利きの人は右空間にあるものを好み,左空間にあるものは嫌う傾向にある(左利きは逆)>等,大変興味深いお話ばかりでした。8月の建築学会や先日の熱シンポジウムでも感じたことですが,やはり他分野のことを学び自身の研究と結びつけて考えることは大変重要であると感じました。今後もいくつか学会やシンポジウムに参加予定なので,多くの視点から考えられるように,知識や考え方を学んでいきたいです。

 先日の熱シンポジウムに関してまだ感想が書けていなかったので,少しだけ。熱シンポジウムでは『居住環境における寒さと健康・快適』をテーマに多くの研究報告がされました。私の研究テーマに関連する話がたくさんあり,大変勉強になりました。シンポジウムでは学会とは異なり討論の時間が十分設けられているのが魅力だと思います。学会では質問時間は短く討論になる前に終わってしまうのがほとんどですが,シンポジウムでは様々な視点からある内容に関して討論がなされます。この考え方からはこのような意見がでるのかとユニークな意見があったり,同じ意見や反対意見があったり。様々な発見ができるので大変勉強になったと同時に,私自身も討論に参加できるまでに成長したいと感じた2日間でした。


*写真の解説*
上側(左側)は先週3回生の歓迎会を研究室で開催した時の写真です。お寿司とケーキを注文し,ピザやからあげ・お菓子などを買ってきておもてなしをしました。お店で開催するのもいいですが,研究室の方が気楽に話せる感じもしてよかったです。




下側(右側)は9月に特任助教の烏さんの送別会を湯葉料理のお店「ゆばんざい こ豆や」で開催した時の写真です。この時は湯葉料理のコースを頼んだのですが,本当に湯葉をたっぷり使ったコースでとてもおいしかったです。豆乳カクテルも珍しかったです。