シンポジウム「心理生理のフロンティアを語る」

松原です。
 みなさんが,修論・卒論であわただしいので,更新が鈍りがちです。
 そのような中,11日(土)には大阪で表記のシンポジウム(主催:建築学会心理生理のフロンティア小委員会)があり,研究室からも参加しました。今回は,博士論文を近年書き上げた若手の研究者3名の講演と総合討論でした。研究室から参加したメンバーの感想としては,研究論文をまとめるハウツーやプレゼンのハウツーが分かって良かったというものがありました。モーティべーションが上がったのは確かだと思います。以下は,心理生理のフロンティア小委員会主査の土田先生が作成された主旨文です。

 シンポジウム主旨:本シンポジウムは、環境心理生理分野の研究の新しい方向性を展望することを目的としている。近年博士論文を執筆された方から、特に研究手法として工夫した点、苦労したところに焦点を当ててその成果を語っていただく。それによって、我々は研究推進のブレークスルーの手掛かりを探り、何か触発されるところがあるのではと考えている。どのような問題意識でとらえたのか、そしてその研究の特徴は何か、成果はどういう応用が考えられるのか、今から思うとこんな反省点があったなど、事例から学ぶことは多い。論文作成までの裏話を交え、これから新たな研究計画を立案中の研究者に資する議論を期待している。

「眼球内の散乱特性を利用した実空間における視認性予測に関する研究」池上陽子(奈良女子大学
「室内の温熱環境変化に伴う生理心理特性に関する研究」 安岡絢子(電力中央研究所
「景観評価実験による今後の中国における屋上緑化形態の有り方の検討」 烏雲巴根(国立華僑大学)



シンポジウムの総合討論の様子です。


シンポジウム会場の駅前第2ビルに近い,正月らしい阪急百貨店梅田店のショーウィンドーです。前回のさくらパンダは,三越松坂屋のショーウィンドーでしたので,デパートづいていますが。