謹賀新年2014

松原です。
 あけましておめでとうございます。今年は,新年のスタートが遅くなりました。
 まず,昨年の反省です。昨年の2回生の後期の授業で,「暑くて寒い日本の住まい」という論評をどのように感じるか,という問いかけをしたところ,「今は,暖房冷房できるから,そんなの古い。」と回答した人がいました。僕は「君の方が古いんじゃないかな? 1960年代,70年代には,暖冷房の技術が進んだからエネルギーをふんだんに使って,自由に造形する方向に進んでいたけど,それでは,エネルギーの浪費になってよくないので,省エネルギーや温暖化防止のために,気候条件にあわせて設計を考える方向に変化(回帰?)しつつあるよね。」とコメントをしました。前期の必修科目「建築環境工学1」では,この主旨を伝えようとしていただけに,やや困惑をしました。用語を理解して覚えること,基礎的な計算問題を解くこと,以上に,環境負荷の小さいデザイン案を考えてほしいと思って授業をしていたからです。まだまだ,工夫が足りないと痛感した次第です。一日一日,一年一年が「進歩」につながるようにしたいものです。
 年末の30日には,6年前の4回生の学年のみなさんが,訪問してくれました。他の研究室の人も含めて,僕の部屋のいすが足りなくなるほどで,楽しいひとときでした。「夜に飲み会をするついでに立ち寄ってくれたんだよね」と言ったところ,「いいえ,研究室を訪問するついでに飲み会をするのです」と言われました(笑)。

正月らしい画像とは言えませんが,「さくらパンダ」を見かけたのでアップします。真っ黒な部分を桜模様にしたデザインは,個人的には,あまりよいとは思いません。目の周りが真っ黒に塗りつぶされていて,白とのくっきりとした明度対比があるのがパンダの可愛さだと思うので。とはいえ,ゆるキャラの一人?としての存在感は十分です。