ネット情報の信憑性

松原です。
 論文,レポート等の引用文献にネット情報を掲載する例が増えてきましたが,院生・学生には,「信頼できる著者,情報なのか?」に注意するように指示をして来ました。基本的に,オリジナルの論文等にたどり着くことが望ましいのです。現在話題になっているWELQのことは論外としても,ネット検索をして得られる情報の信憑性について,我々の判断力が問われていることは言うまでもありません。僕自身も,インターネットの検索に頼ることに批判的ではありながら,短時間で情報が得られる便利さにジリッジリッと侵されつつあることを実感しています。今回のWELQの事件は,僕の想像をはるかにこえる「とんでもないウソ」がインターネット上に存在することを教えてくれました。ポジティブに考えられることがあるとしたら,「ネット情報を鵜呑みするべきではなく,常に信憑性について批判的に受け止める必要がある」ということに,多くの人が気づいたということでしょう。とはいえ,極めて悪質な金儲けのおかげで,誤った健康情報が拡散していたことには呆れるばかりです。


 これは,本文とは関係のないものですが,先日,個人住宅の玄関先で見かけたのです。