初ゼミ

松原です。
 2017年のゼミ初めでした。M2,4回生の修論,卒論の報告と僕からの小話というメニューです。僕は,以下の新聞記事の紹介をしておきました。「時のひと 子どもにプレゼン技術を教える活動に取り組む 竹内明日香さん」(京都新聞 2017.01.07),「読解力低下がしめす文化変容 佐伯啓思」(京都新聞 2016.12.27)の2件です。大学院生・学生に「子どものプレゼンの話をするとは失礼な」というところですが,本日の報告を聞いていても,まだまだプレゼン力を高める必要はあるし,「大事なのは,大きな声で発表し,それが人に伝わったという成功体験を積むこと。」という言葉は,日頃のゼミにも通ずるところがありそうです。もう一つの佐伯先生の文章には,やや反応がよくなかったです。僕は,『チャットやツイッターや....LINEで交わされる言葉は,読解力や表現力どころか,好き,嫌い,いいね,けしからんね,といったたぐいのあまりに端的であけすけな単語の組み合わせ,といった傾向に流れる。...ほとんど読解力などいらなくなっている。....読解力とは,言葉を通して他人のこころを理解し解釈する力だ...』という意見に大賛成だったのですが,若者はSNS批判のような論調にはかなり反発があるようです。しかし,LINEやTwitterの作法についての議論はもりあがったので,よかったと思います。この調子で,修論・卒論ももりあがってくれるとよいと思います。


 烏丸御池にあるニチコン本社ビルのダブルスキンを撮影してみました。