英語の豆単

松原です。
 卒論の追い込み時期にもかかわらず,体調がすぐれず,めずらしく土日2連休になりました。4回生のみなさんには申し訳ないです。
 ところで,先日の高校時代の続編のような下記の記事を見つけました。「『赤尾の豆単』と『英綜』復刊」という記事です。僕の高校では,Readerの時間には,毎回6から10ページ程度の範囲から単語の小テスト(豆単,単綜から出題),Grammarの時間には英文法の教科書の前回部分からの例文の英作文の小テストがありました(要するに,毎日小テストだったわけです)。隣同士で採点をして,10点満点中5点以下だと罰として立たされました(先生の質問に答えられると着席させてもらえました)。いまなら「体罰」で教員が処分されかねないことだと思いますが,このころに鍛えられたおかげで,その後も英文論文を読んだり書いたりすることが,あまり苦にならなくなりました。僕が高校2年生の頃には,受験のために覚えるべき単語はずっと少なくてよいのだ(過去の出題例を分析して),という「試験にでる英単語」(青春出版)が出回っていましたが,それは邪道だと思って,単綜(僕の高校では「おやたん」と読んでいました)の単語を覚え続けました。僕たちの世代は,そんなかたくなさ,を捨てられなかったのだと思います。若い人達は,こういう姿勢を「スマートでない,カッコ悪い」,と感じるようですが,必要最小限以上の勉強をしておけば,余力が持てますよね。そういう見方もあるのだ,と考えてもらえると,個々の局面での行動の選択肢のバリエーションが増えるだろうと思います。勉強が足りないことのカッコ悪さ,にも敏感であってほしいです。

http://www.obunsha.co.jp/files/document/101207.pdf

 英語のついでに,海外の写真(ベルリンのバウハウス展示館)です。