教科書,板書,プリント,ppt

松原です。
 開講直前に,他学科の先生から教室の入れ替えを依頼されました。板書をたくさんするので,黒板の大きい教室でないと困るとのことでした。こちらも,受講生の人数を考慮すると悪い変更ではないので,OKしましたが,その時の電話での会話が興味深いものでした。数式をたくさん板書するのだそうですが,学生には板書の多い講義が評判がよいのだそうです。しかも,そのことは,教員の間で共通する認識だとのことです。僕の場合は,数式を板書することが少ないのですが,建築環境工学の授業では考慮する価値があるかも知れません。環境心理行動学の授業での経験は,むしろ逆の方向をたどっています。以前は,配布プリントのみで講義をしていたのですが,3−4年前から,反応が急速に鈍くなったと感じて,プレゼンソフトを使うようにして,写真なども増やしました。何となく聞きやすい内容にはなったのですが,レジュメで講義していたときの,多様なアドリブが減少したように感じています。知識の切り売りをするのであれば,アドリブが多い授業は好ましくないのかも知れませんが,教員が熱く語り学生が感動する,という授業をめざすこともよいのではないか,と思います。方法・手段として,何をどのように活用するか,毎年,勉強です。


 先日の三条通りでみかけました。